阿呆の猫飼

何でもかんでも忘れてしまうので、日記書いとこうかな、と思ったから書いてみる。

祈る

今日読み終わった本
「遊戯療法と子どもの心の世界」安島智子


生育過程でトラブルを抱えた子供たちが
遊戯療法を通して
自分のなかで破壊と創造を行っていく。


事例として掲出される子供たちが
心理療法を通して生き生きとしてくるのを読むと
自分のことのように楽しい気持ちになる。


彼らにはこれからも
たくさんの困難が待っているだろうけど
それを乗り越えられる芯を
自分のなかに維持していっていけたらいいなと
心から願う。


私は当事者ではないから
セラピストの解釈が
すべて正解なのかわからないけど。
結局
それは心理療法でなくてもいい。


子供が信頼できる他者を獲得し
守られていると感じられるのは
嬉しいことだ。


すべての子供が
幸せを感じながら
育つといい。


私は
児童心理療法家や
スクールカウンセラーになりたくて
大学を出たあと
カウンセリングを学ぶ学校にも行ったけれど
自分自身の課題すら
解消できていないことを実感してあきらめた。


命を懸けて挑んでいる子供たちの
新たな挫折の種になるなんて
考えるだけで恐ろしい。


私は子供が好きだ。
美しいから
可愛いから
弱いから
じゃない。



ただただ知りたい。


彼ら、彼女らの生きる過程を
見届けたい。


私にできることは
祈ること以外なにもないけれど。