阿呆の猫飼

何でもかんでも忘れてしまうので、日記書いとこうかな、と思ったから書いてみる。

ダダ・サークル

そういえば、
先日、渋谷Bunkamuraにて開催中の
マン・レイ展を観に行きました。


マン・レイと言えば
キキをはじめとした女性の写真が有名ですが
私のお目当ては
シュールレアリズム作家たちの
ポートレイトの方。


ツァラ、エリュアール、アラゴン
エルンスト、ピカソ等々
サークルの面々。


大の大人が
小難しいインテリ理論と
豊富な想像力で武装して
韜晦遊びに血道をあげている、
ようにしか見えませんが
そんなところが好きです。


フェミ思想に関しては
当時はあれでも先駆的ではあったようですが、
結局はまだまだ浅いものであったのか、
まあ、今もたいして変わっていないのか、
女の人は愛想つかして離れる人も
結構いたようです。


マン・レイの写真の女性も
結局のところオブジェだし。
それに比べて男友だちを撮影した写真は
もっと自然な表情。


催眠かかったロベール・デスノスの口述を
みんなで取り囲んで面白がってる写真に
参加したかったです。


ま、好みの問題かもね。



何て言いつつ
4月にスーパー早割前売り券を買うほど
楽しみにしていたので
観に行けて良かった。


フランシス・ベーコンのドローイング展は
コロナで中止になっちゃったし。
あれは残念だったな。


美術館は
日時予約が必要なので
どうぞご注意下さい。


美術館なんかふらりと行けるような
そしてそのあと
ふらりと飲みに行けるような
元の日常にはやく戻ればいい。
単純に不便だわ。