阿呆の猫飼

何でもかんでも忘れてしまうので、日記書いとこうかな、と思ったから書いてみる。

飯田線 秘境駅でお花見の旅 #4

飯田線の旅の2日目。


夢も見ずにぐっすりと眠り
朝から貸しきり状態で温泉に浸かり
近くの電線にとまったひよどり?と差し向かいで
鳥語のおしゃべりを聞きながら
朝御飯の紅茶とパン。


向かいの少し遠くの道路を
茶トラ🐱がお散歩している。
静かで幸せな朝。


今日は晴れ☀️
昨日食事処のテレビで見た天気予報では
4月並みの暖かさだそう。


仕事の時はだるくてなかなか起きられないのに
すっきりとした目覚め。
いつもどこかしら痛い首回りも痛くない。
人体って不思議だなあ。


改札は一階降りたところだし
のんびりお化粧して
今日の旅程をおさらいして…
ほらねもう電車発車5分前じゃん。
慌ててダッシュで降りて
フロントに鍵を速攻で返却し
(お会計を昨日済ませておいて良かった)
間に合いました、7時52分発の飯田行き。


朝だからか、地元の勤め人風の男女が数名。
皆さん飯田辺りに働きにいくのかしら。


私は金野駅で下車。
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この「金」の字に触れると金運アップという
今時高齢者でも引っ掛からないような
嘘の情報がありますが
触らなかったばかりに貧乏になっても嫌なので
一応念入りになぞったりしておきます。


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誰もいない待合室で諭されます。
ホーム右手に出口。
乗り継ぎの待ち時間は37分。
行ってみましょう。


まずはホームの階段を降りて右手の草の道。
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草深いだけでなく菫がたくさん咲いています。
私の大好きな花。
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できるだけ花を踏まないように進みます。f:id:bewlay:20220401212544j:plain
分かれ道も。


ずんずん行くと行き止まり。
写真左側を
ざざーっと滑り降りれば川原に行けますが
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ここはやめておきましょう。


戻って左手の舗装道。
橋があります。
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橋には「よねかわばし」と書かれています。
天竜川の支流だそうです。


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橋の上で川の写真を撮ったりしていると
枝にせきれいがやって来ました。
カメラをビデオモードにして向けると
羽を整えたり
盛んにおしゃべりしたりして
しばらく逃げずに遊んでくれました。


かわいいーーーー🐦


Twitterに投稿しようとするも
電波が死んでいます。
充電も50%。
大丈夫かしらん。


こんなこともあろうかと
私は旅程の電車発車時刻を
Excelで表にして
オリジナルの遠足のしおりを作成し
印刷して持ち歩いております。
なので、旅程を完遂することはできます。


続いて9時2分発の天竜峡行きで一駅の
千代駅
9時4分着。
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ホームの向かい側↓
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他の秘境駅に比べたら人家はある方です。
雰囲気も明るい。
水仙植えたりしてかわいい。
里山のようだ。


赤い階段があったので上ってみましたが
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どこにも通じておらず
なんか動物の糞に虫がたかっていただけでした。
予想外のものだったので
なんか可笑しくてにやにやしちゃった。


線路が分岐して
片方はこんな風になってる↓
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ここは乗り継ぎが良くて14分しかいられません。
9時18分発中部天竜行きに乗り、
小和田駅へ向かいます。


晴れてるから車窓も美しい。
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小和田駅には10時11分着。
次の天竜峡行きの電車は11時17分。
一時間くらいありますね。


さあ、さんざん写真で見た例のあれらを
私も見に行こうではないですか。


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ホームはこんな感じ。
まっすぐ行くと駅舎があります。
もちろん無人駅、というか、人家もないです。


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ここを進むと
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いらっしゃいませ
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最近取り替えたらしいきっぷ入れ
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机の上の箱には歴代のお客様ノートが何冊も。
1から読んでみたいがそんな時間はない。
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駅舎入口
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3県の境界。
静岡、愛知、長野の矢印看板はなぜか見当たらず。
撤去されてしまったのかしら。

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駅舎前の道を進むと東屋にベンチ。
床になにかとぐろを巻いていてビックリしたけど
良く見たら電気のコード。
電気通ってるのね。
以前結婚式やった時のかしら。


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この辺の山には
ダンコウバイがよく自生しています。


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とはいえ、
今は通行止めになっていて辿り着けないはず。


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例の廃墟1
ブルーシートがかかっており中は見えず。
覗く勇気はない笑
白いランニングシャツのおじさんとかが
ぽつんとしゃがんでたら怖いじゃん。


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例の廃墟2
うん、もうめちゃくちゃね。


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例のミゼット。
ちょっと感動。
こんな水色なんだ笑


誤解されがちだが
好んでいく場所(田舎)に
廃墟がたまたま多いだけであって
とりたてて廃墟を好むわけではない。
あったら見ちゃうけど。
ここ小和田駅みたいな廃墟は
でも鬼怒川温泉の廃墟なんかよりは
ずっと明るくて清潔。


廃墟よりは自然の方が好きです。
散策開始。
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川を左手に見ながら
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ずんずん進みます。


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ずんずん
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熊が出たそうだが
そんときゃそんときだ
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途中、沢も。
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ずんずん進むと
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ここで行き止まり。
いつか直すのかしら。
直ったらまた来てみたいな。


苔や水や高くそびえる木が
なんとも心地よい。
静かで
鳥のおしゃべりしか聞こえなくて。
海もいいけど
山もいいよね。
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駅に戻り
続いては廃墟の裏側へ。
途中スズメバチがおり
3分ほど石化してやり過ごす。


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廃墟の裏手に回ると
こんな沢があり、水に触れられます。
冷たいし綺麗。


ここでお弁当を食べた輩が
ごみをぽい捨てしており腹立たしい。
こういうことをする人間には
一生口内炎に悩まされる呪いでも
かけてやるといいさ。


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とはいえ、
それらのごみもこの風景の一部になって
馴染んでいくんだろうと思わされる強さが
ここにはある。
全く手付かずの自然ではなくて
かつて人の手が加えられ
今もメンテナンスされ続けている
「観光名所としての秘境駅
という環境だからかもしれない。


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駅に戻り
電車が来て
小和田駅を離れます。
来れて良かった。
しかも秘境駅ランキングで3位とれたりするような
有名スポットが貸しきりとは贅沢でした。
来た電車には割りと沢山の鉄道ファンが乗っており
数人降りていったので
ちょうど良いタイミングだった様子。


11時17分発の天竜峡行きに乗り込んで
次は田本駅に向かいます。
11時47分に到着予定です。


続く