何度も行ったり来たりしているので
大分見慣れてきた風景。
やっと旅程の最終駅である、田本駅に到着。
こんなに長い路線なのに
一度も遅れませんでした。
予定通り11時47分に到着。
ホームが狭い笑
コンクリートのダムの壁みたい。
次の電車が13時10分なので
それまで1時間23分ありますね。
ここは駅の入り口に行くのに
20分ほど山道を登らないといけないそうなので
ついでにお隣の温田駅まで
歩いてみようじゃないですか。
線路の端っこに出口。
この階段を登って右に。
撮り鉄の人は
ここに電車が来る写真をよく撮ってるよね。
この道の先が上りと下りに別れてますが
そのまま登っていきます。
そこからは一本道。
え、けっこうキツイ
ぜえぜえ
途中の絶景
そろそろかな、とおもうと
容赦なく次の上り坂。
喫煙者の肺が死んでいます。
このあとさらに2カーブほどコーナーリングして
やっと着いた!
って、
てっぺんじゃないか!
なんか爽やかな風が吹いて
遠くまで見渡せて
気持ちよくって
がんばって登って良かった!
20分くらいでしたね。
これで翌日はばっちり筋肉痛です。
相変わらず人のいない道路を
温田駅方面に向かっててくてく歩いていると
有形文化財 田本神社なるものが。
中は施錠されていましたが
美しくもほのぼのとした空間でした。
空気が違うの。
なんだか暖かくて優しい感じの場所。
ここでも鶯が鳴いているの。
やっぱりこの旅、来て良かった。
去年の秋と冬は
都合がつかなくて来れなかったんだけど
春に来るのがいいよって
神様のアドバイスだったのかもしれないね。
すっかり浄化されて
また歩き始めます。
ここをまっすぐ…のはずなんだけど
左に入る道に神様がいるらしい。
「あしがみさま」
と書かれている。
Google Mapさんに聞いてみたところ、
ちょっと遠回りだけど
この道からでも温田駅に着けるって。
次の電車にも間に合いそう。
足の悪い人がお参りに行くところだそうだが、
舗装されているとはいえ山道。
昨日売店で買った菓子パンを食べつつ
のんびり向かいます。
しかし、ほんとに誰もいないな。
唐突に左に現れたあしがみさま。
奥方様のかわいそうな歴史が綴られており、
奥さま頑張りましたね、といたわりつつ、
外反母趾と巻き爪と右膝の悪いのを
直してほしいと無理を言ってお詣り。
さて、足も丈夫になったことだし
早足で温田駅へ。
通学路にも指定されている舗装路で
しかも下りなので余裕でギャロップ。
駅前には、やっと見つけた自販機!
なにしろペットボトル飲料も切らしていて
鞄には日本酒しか入っていないという体たらく。
爽健美茶を補充します。
これで今回の秘境駅の旅程はすべてクリア。
まだ続きがあってだね。
温田駅から豊川へ向かいます。
三時間かかります。
そのための日本酒です。
電車で酒盛り。
3両編成が来たので
ただでさえ空いてる電車内が
さらにがらがら。
ここで秘境駅旅の注意事項まとめ。
・秘境駅にトイレはないので
必ず電車で済ませること。
・自販機がないので、多めに用意するか
見つけ次第補給すること。
今回は降りませんでしたが
何度も通過した伊那小沢駅は
線路脇の満開の桜が美しかった。
このあと中部天竜駅などを経由し
愛知県内の桜咲く駅を通過し
途中居眠りしつつ
16時3分に豊川駅に着いたのでした。
続く