阿呆の猫飼

何でもかんでも忘れてしまうので、日記書いとこうかな、と思ったから書いてみる。

飯田線 秘境駅でお花見の旅 #2

引き続き飯田線にて秘境駅を目指します。


天竜峡駅豊橋行きに乗り継ぎ
千代、金野、田本、為栗、平岡、と
降りる予定の駅を通過しますが
通りすぎます。


飯田線は本数が少ないので、
豊橋方面行きと天竜峡方面行きとを
交互に使ってジグザグに移動しないと
効率良く廻れないのです。



たとえばこれはこのあと行った
中井侍駅で撮った時刻表。
乗り過ごしたら大変。


最初に降りたのは中井侍駅
秘境駅ランキングというのは
いろんな方が作ってますが、
2022年度の、とあるランキングでは
全国10位に入っています。
お茶を作っているという噂。


崖っぷちです。
駅の上には人家が2軒。
高齢の男性をお見かけしました。
他に、駅には保全のお仕事の男性が1名。
線路のメンテナンスなのか
土砂崩れ的な何かの対策なのかは不明。
このあともあちこちの駅で
作業員の方を結構見かけます。
お疲れ様です。



駅の目の前はもうそこに天竜川。
桜も咲いていて
この桜に鴬や野鳥がたくさん来ており
野鳥パラダイスの予感がします。
曇ってるのが残念。


ホームの端に駅の出口があるので
行ってみましょう。
住んでる方が沈丁花をお庭に植えていて
満開でいい香り。
大好きな香りです。


こんな上り坂をてくてくと。
振り替えると↓こんな感じ。


5分くらい?歩くと

駅の入り口に。
知らずに来たらわかんないよねこれ。


しかも写真を撮るのが下手くそなため
ずいぶん光が入っちゃってますね。



その先はこんな杉の木立。
時間があまりないので進まず。

こういう写真撮ると鏡に取り込まれちゃいそう
というのは
フリーホラーゲーム実況の見すぎでしょうか。


あれ、そういえば
お茶畑なんてないじゃん。


次の目的地の為栗駅に向かうため
来た電車に乗って車窓を見たら

あった!
こんなところに。
線路から川へ向かう傾斜に
茶畑発見。
ここだけではないのでしょうが
すごいところに作りましたね。
残念ながらこの旅では
中井侍産のお茶をいただく機会はなく。
見かけたら買ってみよう。


天竜峡行きの電車で30分ほど戻り
続いては為栗(してぐり)駅です。
さきほどのランキングでは13位。



道中、車窓より鶯巣(うぐす)駅の駅名。
この駅では降りる予定はないのですが。
駅名のとおりこの辺は本当に鶯が多いの。
鶯の里、とか名乗らないのが謙虚。
でも名乗っていいと思う。


為栗駅からの眺め。



吊り橋が見えますね。
30分ほど乗り継ぎに時間があるので
行ってみましょう。


トンネル!


吊り橋。
かなり頑丈で歩いても揺れません。

↑対岸へ行く側


↑駅を臨む側


駅のホームの向かいに人家が2軒?あります。
吊り橋から先の道路は舗装されています。


下車したのが私だけだったので
吊り橋の上は鶯と私しかいない世界。
天竜川は静かで
流れているのかわからないくらい。
ずっと記憶に取っておきたいような
すごく素敵な場所でした。


でも、ホームで電車を待っていると
鳥の声の他に
パチッ ガサッと音が時々するのね。
こういうところで一番出会いたくないのは
熊でも猿でも猪でもなくて
見知らぬ人間の男性だな、と思いました。


幸い、このあとも
誰か知らない人と秘境で二人きりになることはなく
ゆっくりのんびり巡れました。
この為栗駅のホームにあったお墓に
手を合わせてご挨拶したからかもしれません。
山旅の心得ですね。


さて。
日も暮れかけて来ました。
この他の駅は明日伺う予定なので
今日はここまでとして
宿のある平岡駅に向かいます。


為栗駅からは7分。
17時半にチェックインの予約です。


続く